メガバンクは損!ATM削減、通帳有料化で考えたいネット銀行
「みずほ銀行は3月12日、外貨建て送金でおよそ300件の遅れが生じた事案を報告しました。2月28日に全国の約8割にあたるATMが動かなくなるなど、わずか約2週間で4度ものシステム障害を起こしました」
そう語るのは、ネット銀行のサービスに詳しい金融サービスアナリストの大和田智美さん。
「安心だから」「トラブルが少なそうだから」。そんな理由でメガバンクをメインバンクに選んできた人も多かったが、みずほ銀行の事例で、それが“神話”にすぎなかったことが明らかになった。
「いまメガバンクでは通帳の有料化やATMや支店の削減が進んでいます。メガバンクを使い続けると、不便どころか、損する時代になりつつあるのです」(大和田さん・以下同)
今年1月18日以降、みずほ銀行は、新規開設された70歳未満の人の口座を対象に、1冊あたり1,100円の紙の通帳の発行手数料を課すようになった。三井住友銀行も4月から有料化するほか、三菱UFJ銀行は7月以降開設する口座について、2年間未使用の場合、手数料を徴収する。
さらに、“経営合理化”という名目で進む支店の統廃合やATMの削減。
住んでいる地域によっては、近隣に銀行ATMがなく、手数料を払って、コンビニや他行のATMでお金をおろさないといけないなんてことに……。