2021年3月25日 15:50
ビルのオーナーがコロナ禍で豹変!「賃料12カ月分払って」
「多額の負債を抱えて『夫には言えない』、と悩む人は少なくありません。出費を言いだせず夫婦の不和を呼び、さらにストレスがたまる、というケースもあります」
そう話すのは離婚経験を生かし、カウンセリング的手法で夫婦問題に向き合う弁護士・原口未緒先生。
「コロナ禍で収入が激減し、やむなく借金をしてしまった人も多いです。借入金が膨らみ、完済のめどが立たない場合、基本的な選択肢は以下のようになります。高い金利を再計算し返済計画を立てる『任意整理』。借金の元金も減らせる『個人再生』。全ての返済義務が免責となる『自己破産』です」
これらの手続きを踏み、免責を受けると一定期間、借金ができないなどの制約もある。
「救済のための法律ですから、悲観しないで。
ただ、一時的に借金を清算しても、根本原因は解決しないといけません。第三者に相談すれば道は開けます。一人で抱え込まないでくださいね」
そんな「コロナ禍借金」について、原口先生が実例をもとにアドバイスをしてくれた。
■好意で無料にしてもらっていたテナント料を請求されて……
エステサロンを営んでいます。昨年のこと。「お店が軌道に乗るまでタダでよいから」