くらし情報『「ジブリ作品は不況に強い」専門家語る『ナウシカ』の位置づけ』

「ジブリ作品は不況に強い」専門家語る『ナウシカ』の位置づけ

『ナウシカ』は『金曜ロードショー』(日本テレビ系)では計19回も放送され、いずれも高視聴率を記録(C)1984 Studio Ghibli・H

『ナウシカ』は『金曜ロードショー』(日本テレビ系)では計19回も放送され、いずれも高視聴率を記録(C)1984 Studio Ghibli・H



住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代にはやった映画やドラマの話。同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。

「ジブリ作品は不況に強く、番組改編期に視聴率を稼げるコンテンツともいわれるそうです。しかも、これだけ再放送繰り返されているのに、そのニーズはまったく衰えていません」

そう語るのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(53)。

『鉄腕アトム』(’63年放送開始)から劇場版『鬼滅の刃』(’20年公開)に至る、日本のメジャーなアニメのなかで、ジブリ作品は“子どもだけでなく、大人も十分に楽しめる”と、アニメの裾野を広げた役割を果たしているという。

「『宇宙戦艦ヤマト』(’74年放送開始)も大人にウケる作品でしたが、宮崎駿さん、高畑勲さんの作品は、子どもを単に子ども扱いしない、大人の視点がありました。含みのある、奥の深さを感じさせるテーマが描かれているのです」

その代表作が、未来を描く『風の谷のナウシカ』(’84年公開)

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