「Koki,責めるのは違う」着物の帯踏む演出炎上も広がる擁護論
イタリアの高級ブランド「ヴァレンティノ」が新たに打ち出した、「DI.VAキャンペーン」が物議を醸している。
モデルに起用されたのは、Koki,(18)。PR動画では、彼女が着物の帯を彷彿させる生地をハイヒールで踏んで歩くといったシーンが公開された。だがその演出が「日本文化の一つである着物をぞんざいに扱っている」として、《侮辱的な行為だ》《悲しい気持ちになった》などと批判が殺到。
これ受けてブランド側は、写真やPR動画を削除。ヴァレンティノジャパンは30日に、Twitterの公式アカウントを通じて謝罪文を掲載した。「日本の文化に敬意を込めて作成されたもので、日本の文化を冒涜する意図は全くなく、このシーンで使われた布も、着物の帯ではありません」と釈明し、「多くの方に不快な思いをさせてしまったこと、深くお詫び申し上げます」と綴られている。
「寺山修司監督の映画『草迷宮』に、インスピレーションを得たといいます。
クリエイティブディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリ氏は、『様々な視点を持った価値(Different Value)』を“DI.VA”と解釈。異なる文化を通じて、多様性や個性を表現したようです」