くらし情報『新田恵利 おニャン子全盛期に感じた“孤独”埋めたのは読書』

新田恵利 おニャン子全盛期に感じた“孤独”埋めたのは読書

多忙を極めた当時の新田さん。新幹線の移動中に読む本が現実を忘れさせてくれた

多忙を極めた当時の新田さん。新幹線の移動中に読む本が現実を忘れさせてくれた



住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代にみんながこぞって読んでいた本の話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。

「最近、何年かぶりに吉本ばななさんの『キッチン』(’88年出版)を読んでみて、若いころに感じていた繊細さがなくなっていることに気づかされ、つくづく“おばさんになったな”って思いました」

ちょっと自嘲気味に語るのは、タレントの新田恵利さん(53)。幼いころから読書が趣味だった。

「母親は、お菓子には厳しいけど、マンガを含め、本っていうとすんなり買ってくれました。今でも覚えているのは、自分の体より大きいくらいの『シンデレラ』の本を抱いていたこと。
本屋さんも好きで、移動中に時間があれば中に入って、平積みになっている新刊は必ずチェック。『キッチン』を手にしたのも、芸能活動で忙しく、新幹線での移動も多かったころでした」

おニャン子クラブのエースとして人気が出れば出るほど、仲のよかった友人との距離を感じ、孤独感が強まった。

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