教育費は「定期」、生活費は「収入保障」で!損しない「死亡保険」
“安心を”買うための保険。でも、その保険料で困窮してしまったら意味がない。正しい保険の入り方を専門家に聞いたーー。
「子どもが生まれたとき、万一に備えて保険金額2,000万円の『定期保険(死亡保険)』に加入しましたが、つい最近、子どもが独立し、学費の心配もなくなったので解約しました。保険はライフイベントごとに見直すべきものなのです」
こう話すのは、1児の母で、保険に詳しいファイナンシャルプランナーの横川由理さん(59)。長生きリスクや収入減、がんや認知症になったら……あらゆる不安に備えようとして、保険に入りすぎている人が多いという。
「保険には『入るべきタイミング』があり、家族構成やライフイベントで必要な保障は変化していく。適切なタイミングで保険に入り、時期がきたら保障内容を減額して保険料を下げたり、解約していく必要があります」
保険を減らせば、保険料を貯蓄にまわすこともできる。
そこで、横川さんに「入るべき保険と見直しタイミング」を教えてもらった。
「本来、保険は貯蓄では対応できないリスクに備えるもの。その一つが、残される家族の生活費や教育費に備える『死亡保険』です。子どもが生まれたタイミングで、死亡時などに高額な一時金が出る『定期保険』と、給与のように毎月保険金が支払われる『収入保障保険』を組み合わせて加入するのがおすすめです」