くらし情報『貯める人になるための「使いグセ」を見抜く家計簿の書き方』

貯める人になるための「使いグセ」を見抜く家計簿の書き方

お金の重みを実感したら、次はどんなものにお金が消えているのか具体的に洗い出すことが大切だ。

そこで松崎さんが提案するのが、「使いグセ家計簿」。やり方はいたってシンプルだ。まずすべてのレシートを箱などに保管し、1週間ほど冷却期間を置いてから、1枚1枚眺めていくこと。ネットショッピングなどで使ったお金は、配達時に届く明細などをレシートの代わりに使用する。

「買った直後はよい買い物をした、と思っても、後日冷静に向き合うと、じつは必要のなかった出費だったと気づくことは多々あります」

1週間ごとに見直し、「ムダだったかも」、あるいは「結局開封もしていない」という買い物を手書きで記入していくだけ。手書きで支出額と向き合うことで、“なんとなく”がけっして小さな額ではないことが見えてくる。

「ママ友とのランチは『ちょっと高いお店だから断りたいけれど……』と思いつつも付き合ってしまうなど、実は後悔している行動パターンと向き合うことも大切です」

家族から「またムダな買い物をして」などととがめられるとそこから目を背けてしまいがちだが、「これは不要だった」「あまり効果がなかった」と自分で納得することが、使いグセを改めるきっかけになるのだと松崎さんは言う。

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