高齢者施設選びのチェックポイント 入ると失敗する“性格”も
「高齢者施設探しはいわば情報戦。単にお金をたくさん持っている人より、良質な情報を得られる人に有利なのです」
そう話すのは新聞・雑誌、ウェブなどに多数の連載を持つ、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんだ。最近は「高齢者の住まい」に関する相談も多く、畠中さんが実際に足を運び「ここなら!」と思った施設を、相談者に紹介する機会も増えているという。
「独身で働いてきた方や、配偶者を亡くした方が70歳前後になり、だんだんと家事をするのがつらくなって施設を探し始める、というケースが多いですね。介護認定を受けてから探そうとしても、認定後にたくさんの施設を見学するのは難しいため、少し早めに70歳前後から準備することをおすすめしています」
年を取ってからの共同生活にはさまざまな戸惑いも予想されるが、高齢者施設を選ぶ際は、どんなポイントに気をつければよいのだろう。シニアライフ情報センター代表を長年務めてきた池田敏史子さんは次のように話す。
「まずは何より体験入居してみることをおすすめします。実際に施設に足を踏み入れて、何か違和感があったらやめたほうがいい。
施設の方同士の会話にも耳を傾けてみてください」