加給年金、企業年金…コロナ貧乏を救う“ウチのお金”
新型コロナウイルスは変異株が猛威を振るい、感染への不安が身近に迫ってきた。そのうえ、コロナ禍で「残業代が減った」「頼みの綱のボーナスがカットされた」など、家計に不安を抱える人も多い。しかし、不安ばかりでは気がめいってしまう。そこで、少し目先を変えて“埋蔵金”を探してみては?コロナ貧乏を救うわが家の埋蔵金について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。
■企業年金のもらい忘れが約114万6,000件も
ここでいう埋蔵金とは、生活や家計の見直しだけで生まれるお金のこと。転職や起業、しんどい副業、リスクの高い投資、つらい節約などは必要ありません。
先日出版した『あなたのウチの埋蔵金リスクとストレスなく副収入を得る』(朝日新聞出版)にも書きましたが、埋蔵金は“申請し忘れ”や“もらい忘れ”が多いです。それらを見つけ、いまからでもきちんと申請すれば、死ぬまでお得が続くものもあります。
皆さんのウチにも、埋蔵金が眠っているかもしれませんよ。
【1】加給年金
20年以上厚生年金などに加入している方が65歳で年金をもらい始めるときに、扶養する配偶者や子どもがいる場合、“年金の家族手当”と呼ばれる「加給年金」