「日本を食い物にする」無責任IOCに批判殺到…世界からも続々
そんなIOCへのワシントン・ポストの批判は冒頭のものだけに留まらない。同紙はバッハ会長について“ぼったくり男爵”と揶揄し、IOCを「地方行脚で食料を食い尽くす王族」とたとえた上で「開催国を食い物にする悪癖がある」と批判。
また開催に否定的な日本の世論や、ひっ迫した医療体制などについてもふれ、「新型コロナウイルスが世界的に流行する中でオリンピックを開催することは非合理的な決定だ」と綴っていた。
こうしたIOCへの怒りの声は世界中からも集まっている。
イギリスの高級紙『ガーディアン』は3日の紙面で、「医療界からの悲鳴は、日本でパンデミックが悪化し続けているにも関わらず、IOCや主催者が疲れ果てた医療従事者に耐え難い負担をかけている可能性があるという警告だ」と開催に疑問符を唱えた。
またドイツの『南ドイツ新聞』も4月30日、「IOCと日本政府は、全体を公平に見ることができない」と、偏った視点から五輪開催を強行していることを伝えていた。一貫して無責任な姿勢を貫き続けるIOC。果たして世界中からの批判にどのように向き合っていくつもりなのだろうか――。