2021年5月16日 15:50
【ポップな心霊論】「子どもの“勘のよさ”が時に怖すぎる」
(イラスト:マユボンヌ)
その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、吉本興業所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(29)。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!
【子どもの「勘のよさ」がすごすぎて、たまにちょっと怖いです……】
この間、友達の家に遊びに行きました。その日は、別の友達も、2歳の娘さんを連れて来ていたんですが、その子がすごく人懐っこくて愛嬌のある子で。「探検だ!」なんてはしゃぎながら、家の中を歩き回るんです。
そのかわいさにメロメロになってしまった僕も、探検に参加させてもらいました。その子は、「ここは何だ〜?」と、すべての部屋をあちこち見て回るんです。でも、2階の奥の部屋のドアを開けた瞬間、「ここはやめとく」と言って、すぐに閉めてしまいました。
しかも、ついさっきまで楽しそうにしていたのに、急に暗い表情になってしまって。
何か怖いものでも見たのかと、僕1人で先ほどの部屋に引き返してのぞいてみたんですが、とくに変わった様子はありませんでした。
でも、ちょっと気になったので、さりげなく家主の友達に聞いてみたんです。