くらし情報『コロナ現場看護師の怒り「五輪出動は看護師の使命に反する」』

コロナ現場看護師の怒り「五輪出動は看護師の使命に反する」

日本看護協会から各都道府県の看護協会長に宛てられた文書

日本看護協会から各都道府県の看護協会長に宛てられた文書



医療現場の逼迫が連日のように報じられるなか、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(以下、組織委員会)からは“出勤”要請が。現場の看護師たちに話を聞くと、「五輪どころではない」窮状が明らかにーー。

“第4波”が都市部に押し寄せてきた4月初旬、組織委員会は日本看護協会に対し、競技場や選手村に配置する看護師約500人の確保を依頼する要請文を送っていたことが発覚した。

組織委員会はコロナ禍以前から約1万人の医師や看護師の協力を募っていたが、要請文によれば《新型コロナウイルス感染症等の感染拡大に伴い、看護職の確保が不十分な状況に至った》ため、あらためて500人の看護師確保の要請に踏み切ったという。

本誌は、日本看護協会から各都道府県の看護協会長に宛てた要請文を入手。

参加条件は早朝深夜も含め《原則5日以上》、活動条件は《1日9時間程度》と書かれている。交通費は近距離の場合《一定額支給》で、遠距離からの場合は《一往復のみ支給》される。さらに、コロナ禍にもかかわらず、宿泊場所は《複数人部屋の可能性あり》。


しかし、肝心の“報酬”については記載がなく、昼食は《調整中》とだけ。

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