“ジャズダンス”ブーム生んだ『フラッシュダンス』の影響力
ストリートで踊る少年たちと一緒にブレークダンスをするシーンも /(C)AF Archive/Paramount/Mary Evans Picture Library/共同通信イメージズ
住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代に影響を与えられた映画の話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、「’80年代」を振り返ってみましょうーー。
「私自身、初めて友達同士で、高校時代に見に行った映画が『フラッシュダンス』(’83年)。主役のジェニファー・ビールスが、椅子にまたがった状態から、わっと一気に踊り出すシーンが衝撃的でした。映画公開後、日本ではジャズダンスブームが巻き起こりました。レッスン生はみんなジェニファーのように、レオタードにクシュクシュっとしたレッグウオーマー姿だったことからも、その影響力の強さがわかります」
そう話すのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(53)。『フラッシュダンス』はダンサーを夢見る18歳の女性が主役。養成所のオーディションにチャレンジしたいが、バレエ経験がないために臆してしまう。
だが、さまざまな人との出会いと別れのなかで成長し、オーディションに臨むというもの。