貯蓄を管理するなら「店舗型」より「ネット銀行」がよいワケ
じつは2つを比べることは難しいですが、私は投資をすすめます。繰上げ返済はあくまで“借金の返済”ですから、お金を増やすことにはつながらないのです。また、住宅ローンを組む際に加入した『団体信用生命保険』は、死亡したら残債が支払い免除になるため、現役世代にとっては死亡保険の代わりともなります。せっかく家計を切り詰めて繰上げ返済をしていたのに、結局『団信』で支払う必要がなくなった、というケースも考えられます。投資に回せる資産があるのなら、繰上げ返済ばかりに使うことはおすすめしません。老後資金を貯めるためにも、資産運用で貯蓄を増やすことを意識して、積極的な『投資』に回してほしいです」(内山さん・以下同)
【第3問】「一般的な『自転車保険』と、自動車保険に付帯できる『個人賠償特約』はどっちを選ぶ?」
自転車事故により高額な賠償金を請求する判決が増加傾向にあり、これに伴い条例で自転車保険の加入を義務付ける自治体も増えつつある。子どもが起こした自転車事故で、数千万円の賠償金を親が支払う判例も出ている。
「事故を起こしてしまった相手への莫大な賠償金をカバーするためにであれば、自動車保険や火災保険、クレジットカードに付帯できる『個人賠償特約』でじゅうぶん対応できます。