エアコンの臭いを防ぐ掃除法 電源切る前の送風運転を習慣に!
ジメジメした季節は“ニオイ”がつきもの。なかでも「家電がクサイ」の原因はカビにありました。悪臭を絶つことはつまり、カビ退治。毎年、梅雨どきを家電のメンテナンス時期にすることをおすすめしますーー!
西日本から、例年よりも早い梅雨入りとなったが、部屋干しの洗濯物や、久しぶりに稼働させたエアコンの冷気からも、イヤなニオイが……。
「そのおもな原因はカビ。湿度60%以上で繁殖しやすくなるといわれています。ニオイ問題だけでなく、カビはアレルギーやぜんそくを悪化させることが指摘されているので、この時季、悪臭から絶つようなメンテナンスが重要です」
と、家電ライターの藤山哲人さんは語るが、家電音痴な人はどうしても業者に頼りがちだ。
「マニュアルに従うことが大前提ですが、じつは家庭にあるもので簡単にセルフメンテナンスはできるし、お手入れ後の家電は、機能までも改善するんです」
梅雨の時季に警戒すべき家電の代表が「エアコン」だ。
エアコンの内部は結露しやすく、これが室内の空気にまぎれ込んでいるカビ菌と結びついて、カビのコロニー(巣)が発生してしまう。
「内部の、ミルフィーユ状にアルミ板が並んでいる“フィン”といわれる熱交換器に、市販のエアコン洗浄スプレーを利用します。