くらし情報『「天皇陛下が五輪に懸念」…異例の長官「拝察」発言に賛同相次ぐ』

2021年6月24日 21:56

「天皇陛下が五輪に懸念」…異例の長官「拝察」発言に賛同相次ぐ

(C)JMPA

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「国民の間で不安の声があるなかで、ご自身が名誉総裁をおつとめになるオリンピック・パラリンピックの開催が感染拡大につながらないかご懸念されている、ご心配であると拝察をいたします」

6月24日、宮内庁の西村泰彦長官は定例記者会見でこう述べた。五輪に関する質疑の中で「天皇陛下は現下の新型コロナウイルス感染症の感染状況を、大変ご心配されておられます」と言及。そして冒頭のように、陛下の五輪開催の受け止めについて、長官は見解を示したのだ。

異例とも言える発言だが、西村長官は「陛下の懸念」について「直接そういうお言葉を聞いたことはない」としつつも、「日々陛下とお接しする中で、私が肌感覚として受け止めている」と語った。そして「感染が拡大するような事態にならないよう、組織委員会をはじめ関係機関が連携して感染防止に万全を期していただきたい」と強い懸念を示したのだ。

陛下はオリンピック・パラリンピック両大会の名誉総裁に就任している。そのため、開会式のご臨席、そして陛下による開会宣言も検討されている。

一方で、開幕まで残すところ1カ月となった現在も、国内の新型コロナウイルスの感染状況は深刻な状態が続いている。

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