くらし情報『かつて結核の治療に携わり今はコロナと闘う 島で唯一の94歳医師』

2021年7月5日 11:00

かつて結核の治療に携わり今はコロナと闘う 島で唯一の94歳医師

結婚してもうすぐ70年「あっという間だったね」と語り合う佐藤先生と妻・圭子さん

結婚してもうすぐ70年「あっという間だったね」と語り合う佐藤先生と妻・圭子さん



熊本県宇城市三角町の戸馳島(とばせじま)で診療を続けて70年余。いまでは住民の居場所から食生活まで把握している、「佐藤医院」の佐藤立行院長。患者の話を聞き、触診をして、感覚と経験をもとに的確な診断をし、最近はコロナのワクチン接種も取り組んでいる。

半世紀前は、「不治のやまい」と言われた結核の治療に携わった。94歳のいまも、未来に向けて、診療を続ける気概が見えた――。

佐藤先生は1927(昭和2)年5月6日、郡浦村(現・宇城市三角町郡浦地区)で生まれた。

実家の並河家は代々漢方医の家で、祖父は明治時代に熊本医学校に進学。同窓に、日本細菌学の父・北里柴三郎がいたという。父の含春さんは日露戦争に軍医として従軍後、実家の並河医院を継いでいた。

「生まれたころは戦争真っただ中で、私も軍国少年でした。寄宿舎のある旧制宇土中学(現・熊本県立宇土中学校・高等学校)に進学し、海軍兵学校に進むことが憧れでした。兵学校は英語がダメで通らず、熊本医科大に進み、いずれ海軍の軍医になろうと思っていました」

しかし、在学中に終戦を迎える。

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