愛あるセレクトをしたいママのみかた

ワンオクTakaにヌー井口も追随 フェス中止反対で五輪に疑問も

女性自身
ワンオクTakaにヌー井口も追随 フェス中止反対で五輪に疑問も


《これは僕の一意見。しょうがないとか残念とかで許してくれる日本の音楽好きもミュージシャンも本当に優しい。ただな。もう そろそろみんな怒るよ》

7月7日、InstagramのストーリーズにこうつづったのはONE OK ROCKのボーカル・Taka(33)だ。彼は8月に開催が予定されていた音楽フェス『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021(以下・RIJF)』の中止が発表されたことに際し、冒頭のようにつづった。

『RIJF』は日本を代表するアーティストが集結する音楽フェスの草分け的存在で、今年は計5日間開催することになっていた。例年は多様なステージが用意されるものの、今年は新型コロナウイルスの影響を受けて1ステージのみ。また参加者の数も半分以下に設定していた。


しかし、公式サイトには「茨城県医師会および県下26の医師会等による中止要請が、事務局に対しなされ」たため中止することにしたとある。

「茨城県医師会の代表が主催者のもとに訪れ、要望書を渡したそうです。そこには『今後の感染拡大状況に応じて、開催の中止または延期を検討すること』、そして『仮に開催する場合であっても、更なる入場制限措置等を講ずるとともに、観客の会場外での行動を含む感染防止対策に万全を期すこと』との要請があったといいます」(音楽誌記者)

『RIJF』の総合プロデューサーの渋谷陽一氏はサイトで、要請の「感染拡大状況に応じて」や「観客の会場外での行動を含む感染防止対策」という文言に対して「解釈が多様で、基準が曖昧」と疑問視。いっぽう「医師会からの要請に十全に応えることは今の私たちにはできません」とし、中止を決めたとつづっている。

■ヌーの井口、オーラルのやまたくも

開催1ヵ月前であるなか、曖昧な要請によって中止に追い込まれた『RIJF』。やり場のない思いを抱えているのは、Takaだけではない。

初日のトリを務めることとなっていたKing Gnuのボーカル・井口理(27)はTwitterに《今この国にあるのは曖昧なルールと同調圧力。それで守られる人もいれば、殺される人もいる。
誰かが不幸になるんじゃなくて、みんなで幸せになる方法はないのかな》と投稿。

さらに4日目に出演予定だったTHE ORAL CIGARETTESのボーカル・山中拓也(30)も《色んな人の優しい想いや努力の賜物が、木っ端微塵。それが、どんだけ重いものか分かってるのかねぇ…》と苦言を呈している。

また音楽ライターの兵庫慎司氏は《茨城県医師会の何が悪質って「今後の感染拡大状況に応じて」なんてふんわりした言い方で、具体的な基準は何も示さず、つまり何の責任感も覚悟もなく要請を出しているところ》といい、《あんたらの1000倍感染対策を考えて用意してきたフェスにこの仕打。許せない》と怒りをにじませている。

■「五輪きっかけに徐々に開催出来る世の中にしようぜ」

5月、『RIJF』の渋谷氏が同じく総合プロデューサーを務めた『JAPAN JAM 2021』が4日間にわたり開催された。終演後、JAPAN JAM事務局は公式サイトで「JAPAN JAM 2021における集団感染(クラスター)発生はありませんでした」とアナウンス。そのため、『RIJF』開催に期待する声も上がっていた。


そのためTwitterでは《JAPAN JAM成功があって、今後のフェスは明るいと思ってた》《JAPANJAM無事に成功したのにな なんか悔しいな》《JAPAN JAMで感染者出なくて前例作れてたのに》との声が。

そして音楽ファンは、東京オリンピック・パラリンピック開催への疑問が尽きないようだ。ネットではこんな声が上がっている。

《ロッキンはこのように曖昧なルールで中止になってしまったが、嘆願書もデモもたくさんあったのに、オリンピックは中止せず》
《クラスター出さずに終えられたJAPAN JAMという前例があってかつ例年に比べて大幅に規模を縮小した野外音楽フェスがダメって、どういうロジックで大規模国際スポーツイベントをアリに持っていくつもりなんだろう》
《ロッキン中止とオリンピックは関係あるでしょ……さまざまなイベントに対するフェアな取り扱いとはどういうことか、という問題なんだと思うし》
《オリンピックきっかけに徐々に開催出来る世の中にしようぜ》

提供元の記事

提供:

女性自身

この記事のキーワード