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省略、語尾伸ばしはNG…マナー講師に学ぶ正しい言葉づかい

女性自身
省略、語尾伸ばしはNG…マナー講師に学ぶ正しい言葉づかい


「コロナ禍が落ち着いたら会いましょうね」という約束をいくつもしている人も多いだろう。久しぶりにリアルで知人や友人に会えた際には、できることなら好印象を与えたいもの。

「どのような言葉を選択し、発するか、『言葉づかい』は人間関係を左右するといっても過言ではありません。美しく装っても、言葉づかいで幻滅されてしまうこともよくあります。まわりから大切に思われる存在でありたい方は、一度自らの言葉づかいをきちんと振り返ってみましょう」

そう話すのは、マナー講師で「ふるまいコンシェルジュ」の高田将代さん。国宝の綴織(つづれおり)「當麻曼陀羅(たいままんだら)」を有する奈良の當麻寺に生まれた高田さんは、あのグレース・ケリーやジャクリーン・オナシスも通ったフィニッシングスクールで学んだ後にMエレガンスアカデミーを主宰、これまで全国各地で開いたマナー講座も大盛況のスペシャリストだ。

言葉づかいのどういった点に気をつければ“感じがいい人”という印象を与えられるのか。今回は、日常生活のさまざまな対面シーンでの言葉づかいのポイントを高田さんから伝授してもらった。


この瞬間から何もかも、というのは難しいので、1日に1つずつアップデートしていく心がまえが上手に身につける秘訣だと高田さんは言う。

■呼びかけは「◯◯さん」と名前で呼ぶ

【1】呼びかけは「○○さん」と名前で

「知り合ったばかりの方は、相手のお名前をきちんと覚えて会話の中に取り入れ、『○○さん』と呼びかけると親近感が増します。また、よく知っている相手だと名前を呼ばずに話しかけることが多いと思いますが、呼びかけるときはもちろん、会話の中に名前をちりばめると距離が縮まります」

【2】配慮を示す「先手のひと言」を

「ものごとを尋ねるときや事務的な電話をかけるときなど、すぐ用件に入るのではなく、『お忙しいところ申し訳ございません』『いまお話しできますか?』といった、相手に対する配慮を示すひと言を添えましょう」

ちなみに声をかけるとき、「すみません」は便利な言葉だが、じつはメッセージの意図が曖昧になってしまう。丁寧な印象を与えるには「恐れ入ります」がベター。

【3】いたずらに「略さない&のばさない」

「話し方の基本として、略したりのばしたりする言葉づかいはだらしない印象を与えます。SNSの普及もあって略す言葉も増えていますが、大人の女性はできるだけ略さない言葉づかいを心がけましょう。『今日さ〜』と、語尾をのばすのもNGです」

【4】オンラインでの会話でも“感じがいい人”になるコツ

「最近はリモートでのふるまいも肝心。主宰者はもちろん参加者は思った以上にお互いのふるまいを見ています。
たとえばPCに向かう顔を明るく調整するのは基本。ライトを追加するだけで印象がぐっと上がります。口角を上げ、にこやかさを心がけ、うなずきや共感をリアルな場よりしっかり示しましょう。終始、背筋をのばすことも大切です」

愛される言葉遣いは、相手への気遣いの表れ。ちょっとした言葉の言い換えを心掛けて、大切な人と温かい関係を築いていきましょう!

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