くらし情報『舞が話題の森山未來 開会式1カ月前に設計案撤回のザハを演じていた』

2021年7月24日 11:00

舞が話題の森山未來 開会式1カ月前に設計案撤回のザハを演じていた

舞が話題の森山未來 開会式1カ月前に設計案撤回のザハを演じていた


演出の調整役だった小林賢太郎氏(48)が直前に解任されるなど、波乱のなか行われた東京オリンピックの開会式。様々なパフォーマンスが披露されるなか、特に注目を集めたのが俳優・森山未來(36)によるダンス。

故人を追悼するコーナーに出演した森山は白装束姿で華麗な舞を披露し、式中には新型コロナ犠牲者への黙とうも行われた。

開会式での大役を務めた森山だが、五輪には“奇縁”があった。今年6月、森山は劇作家・演出家の岡田利規氏(48)による舞台『未練の幽霊と怪物』で、新国立競技場の設計案を撤回された故・ザハ・ハディド氏の役を演じていたのだ。

’12年に行われた国立競技場建て替えに関する国際コンペで、最優秀賞として選ばれたザハ氏のデザイン。しかし、’15年には安倍晋三首相(当時)が2520億円という建築費の高さを理由に「現在の計画を白紙に戻し、ゼロベースで見直すと決断した」と、白紙撤回を表明。ザハ氏は、その約半年後に心臓発作のためこの世を去った。


当時は、巨額の建設費用に対する批判から、ザハ氏本人へのバッシングも過熱。しかし、後に計画の検証委員会は、プロジェクトに関わった文部科学省や、事業主体の日本スポーツ振興センターによる意思決定システムやプロジェクト管理、国民への説明不足などに問題があったとした。

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