2021年7月28日 17:37
インド人の少女が「ジーンズを穿いた」と叱責、殴り殺される
先週、インド北部のウッタル・プラデーシュ州で、17歳のネーハ・パスワンさんが親戚に殴り殺されるという事件が起こった。英BBCなどが伝えている。
ネーハさんの母親がBBCヒンディーに語ったところによると、ネーハさんの服装が気に入らなかった祖父やおじなど親戚数人が、彼女を棒で激しく殴りつけたという。
事件が起こったのは、7月19日、州内でも経済発展のスピードが遅いとされるデオリア地区の小さな村。日中、ネーハさんは宗教上の教えに従って断食し、夕方になってからジーンズとトップスに着替えて儀式を行ったという。祖父母が彼女の服装に文句を言うと、ネーハさんは「ジーンズは穿くために作られたものよ。だから穿いてるの」と言い返したという。
THE TIMES OF INDIA紙によると、ネーハさんはパンジャーブ州の大都市ルディヤーナーに短期間滞在したことがあり、このときに洋服と出会い、以降好んで着るようになっていたそうだ。
同紙は、祖父母や親戚は、彼女の洋装を忌み嫌い、インドの伝統的な服装に戻そうと口うるさく注意していたとも報じている。
そんな背景もあり、この日は祖父母は引き下がらずに口論がエスカレート。