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今田美桜「一番ってなんだろう?」令和を生きる女優の思い

女性自身
今田美桜「一番ってなんだろう?」令和を生きる女優の思い

(撮影:中村和孝)



連続テレビ小説『おかえりモネ』で演じる気象予報士・神野マリアンナ莉子役がネットでの“称賛”を集める今田美桜さん(24)。多数のCMに出演し、インスタのフォロワー数は340万を超えるなど、若者を中心に高い人気を誇る。

果たして彼女には、莉子のような秘めた“野望”があるのだろうか。いざインタビューすると、令和のニュータイプ女優を思わせる自然体な人物像が見えてきた。

――朝ドラの現場はいかがですか?

「楽しくやらせてもらっています。リハがあるのでありがたいですね」

――莉子と今田さんで似ている部分はありますか?

「うまく言葉にできないんですけど、SNSに対する悩みやもどかしさを抱えている部分なんかは共感できました」

――悩みやもどかしさがあるときは、どのように消化されているのでしょう。

「母に話を聞いてもらうとスッキリします。マイペースで深刻になりすぎず、でもアドバイスももらえます」

――ご実家のある福岡へはよく帰られますか?

「コロナ禍で帰れないので電話をしますね。
休みの日だと3~4時間も話していることもあるんです。他愛のない話をしているので、終わったときに何も覚えていないのですが(笑)。父や弟妹2人とも時々話しますけど、基本、ずっと母と話しています。話すことでだいぶストレス発散できているのかなと思います」

――芸能界に入るときに、ご家族から言われたことはありますか?

「最初、父に話すときはかなり緊張しました。とても心配してくれていたので。いろいろと不安があるなかで両親と約束していたことは、22歳までに何も状況が変わっていなかったら、考えようねということでした。上京するまでは福岡の芸能事務所に入っていたのですが、この仕事は続けたいけれど、どうしていいのか分からなくて……。その後、今の事務所に入ったことが大きな転機となりましたね。
それまでは、どうなるのだろう?と父と母も思っていた気がします。」

――ご家族の支えは大きそうですね。

「そうですね。いまは両親ともに安心して応援してくれています。福岡に帰るとほっとします。」

――いまZ世代の活躍が注目を集めていますが、同世代を見て刺激を受けますか?
「刺激というか、勉強させていただくことが多いです。この人に負けないようにとか、悔しいとかよりも、自分のことで精一杯です」

――Z世代のなかで一番になりたいとか、そういった気持ちはない?

「一番ってなんだろうって思います。みんなそれぞれ違うし、すごいな、かわいいな、って思うことはあっても、自分が同じようになれるかというと絶対ない。本当に、自分のことに精一杯なんです」

――今後の目標はなんでしょうか。

「『おかえりモネ』もそうですけど、最近だと学生役以外の年齢が上の役もいただけるようになって、それが素直にすごく面白くて楽しいなと思っています。
もうちょっと年齢があがったら、母親役とかいろいろな役に挑戦したいです」

――人生設計はあまりしないタイプですか?

「全然考えられないですね。学生のときは進路を決めないといけなかったし、22歳までにとにかく環境を変えなきゃというのもありました。今は先の年齢を考えるよりも、ひとつひとつ大事にして、次につなげられたらという思いが大きいです」

――最近だとどんなことに楽しみを感じていますか?

「次の日に何を食べるか(笑)。朝ドラの撮影しているとき、NHKの食堂の酸辣湯麺が本当においしくて、今までなんで食べなかったんだろうって思いました。めっちゃおいしいんですよ」

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