溜め込み冷凍室から卒業!食材を化石にしない最強の整理術
冷蔵庫を開けて、ぱっと目に付く食材は何ですか?もしそれが、お菓子やジュースだったら、デブ冷蔵庫の危険性大!食材整理の仕方を見直して、自然とやせる冷蔵庫を作ろう–。
『やせる冷蔵庫』(サンマーク出版)の著書もある、食欲コンサルタントの村山彩さんが提唱するのは、冷蔵庫内の食材の入れ方を工夫した“やせる冷蔵庫”。自然と太りにくい食生活ができるうえ、食材の循環もしやすくなるという。
「まずは冷蔵庫の中身を全部出し、いらないものを処分します。賞味期限が切れた調味料、黒ずんだ端切れ野菜、霜だらけの冷凍食品などが出てくるはずです」
そのうえで、冷蔵室を分割、ドアポケットを6分割など、エリア分け。見やすいゾーンにはカロリーが低く栄養のあるものなど、太りにくい食材を配置。見えにくいゾーンには糖質・脂質が多いケーキやジュース、焼き肉のたれなど太りやすい食材を入れる、と定位置を決める。見やすく取り出しやすい位置に太りにくい食材があれば、自然とそれらの食材を食べる頻度が増え、やせるというわけだ。
■「野菜室」パンパンにすればやせる
野菜室にある野菜以外のものは太りやすい食材。野菜でいっぱいに!
〈引き出しトレー〉左から
【1】残り野菜
目立つエリアには、早く消費したい残り野菜を。
【2】香味野菜
大葉やみょうがなど香味野菜を常備&活用して、太りやすい調味料の出番を減らそう。
【3】きのこ
ローカロリーで食物繊維が豊富なきのこのVIP席。乾物もこちらに。料理にちょい足しでカサ増し!
〈本体〉奥左から
【4】大もの野菜
キャベツやレタスなど大きく見つけやすい野菜を入れる。
【5】太りにくい野菜
トマトやピーマン、大根などよく使う太りにくい食材を入れる。
〈本体〉手前左から
【6】葉もの野菜
ビタミン豊富な葉もの野菜は使いやすい位置に常備し積極的に活用。
【7】旬の野菜
栄養価が高い旬の野菜は、取り出しやすい手前に置いて活用しよう。
■「冷凍室」ため込みから卒業する
奥にしまったものは使わなくなる冷凍室。ゾーン分けで循環を促進。
〈引き出しトレー〉左から
【1】すぐ使うもの
目につきやすい引き出しには、すぐ使わなければいけないものを。
【2】イレギュラーなもの
イレギュラーなものをまとめ、冷凍庫内での行方不明を防ぐ。
〈本体〉奥左から
【3】冷凍食品(おかず系)
冷凍食品は便利だが、太りやすいため奥へ。冷凍庫内の収納は縦置きが正解。
【4】冷凍食品(ごはん系)
チャーハン、パスタなどごはん系冷凍食品を。
このゾーンはスカスカを目指す。
【5】主食
余ったパンやごはんを保存。少なめに小分けしておくと食べすぎ防止に。
〈本体〉手前左から
【6】野菜・きのこ
取り出しやすいこのエリアには、野菜やきのこなど太りにくい食材を入れて。
【7】肉・魚類
タンパク質が豊富な肉・魚・貝類は冷凍して常備。新鮮なうちに冷凍を。
【8】「ワンステップ」メニュー
ギョーザ、鮭のホイル焼きなど、すぐ食べられるものを常備して外食防止。
「太りやすい食材のゾーンはスカスカに、太りにくい食材のゾーンはパンパンにするよう心がけましょう。
実践した人の中には、4カ月で体重10.4キロ減、ウエスト12センチ減の人もいました。ダイエット効果だけでなく、毎日使う冷蔵庫がすっきりして気分がいいという声も聞いています」(村山さん)