自宅療養方針を尾身会長に相談なし…厚労相の“連絡不十分”発言に呆れ声
(写真:アフロ)
「尾身先生に連絡が十分にいかなかったのは横のつながりが悪かった。反省している」
8月5日の参院厚労委員会で、こう述べたのは田村憲久厚生労働相(56)。政府が8月2日に打ち出した新型コロナ患者の新たな療養方針について、政府分科会の尾身茂会長(72)には“知らされていなかった”事実が明るみになったことを受けての釈明だ。
「菅義偉首相(72)は『重症患者や重症化リスクの高い人以外は自宅療養』と表明しましたが、詳しい入院基準は示しませんでした。そのことから『中等症患者も自宅療養になるのでは』と、与野党や医療関係者から撤回を求める声が上がりました。また田村厚労相も3日の会見で中等症患者について『場合によっては在宅で酸素吸入することもありえる』と発言し、混乱を招きました」(全国紙記者)
尾身会長は4日の衆院厚生労働委員会の閉会中審査で、「政府とは毎日のように色んなことで相談、連絡、協議しているが、この件に関しては特に相談、議論したことはない」とコメント。
いっぽう田村厚労相は、立憲民主党の早稲田夕季衆院議員(62)から療養方針を専門家に相談しなかったことについて問われると「政府は我々です。政府が決める話」「病床のオペレーションの話なので、これに関しては政府で決めている」と息を巻いて強調。
つまり、療養方針は“政府の独断”だったというのだ。
「田村厚労相は答弁の中で、『官邸で病院団体や看護協会とも話をした』とも述べていました。ですが問い詰められても、具体的な人物や団体名などを明かすことはしませんでした」(前出・全国紙記者)
大きな反発を受けて厚労省は5日、自治体向けの説明資料を「入院は重症患者、中等症患者で酸素投与が必要な者、投与が必要でなくても重症化リスクがある者に重点化」と明確化。実質的に修正したかたちとなった。
「政府で決めた」と強調し尾身会長へは“連絡不足”とは、言い訳のようにも聞こえるがーー。ネット上では田村厚労相に対して、厳しい声が相次いでいる。
《「毎日のように連絡を取ってきた」とこれまで説明しているのに「横のつながり悪くて連絡十分にいかない」って単純に面倒な時は外してるだけでしょう?どうやって尾身氏を外して決定できんのよ。おかしすぎるでしょうが》
《連絡って……分かってない。
相談、意見聴取をすべきなのに、すり替えている》
《する気なかったくせに。連絡すればいいって問題でもないしな。政治家の思い付きじゃなく、相談してきちんと専門家の知識のもとに判断してくれないか》
《わざとでは?と発言全てを勘ぐりたくなる現政権》
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