2021年8月12日 19:48
「弟が心配」12歳少女が学区でのマスク着用義務化を直訴
10日、フロリダ州ブロワード郡教育委員会前では、マスク推進派(左)に反対派(右)が激しく噛み付いた(写真:AP/アフロ)
米フロリダ州北東部のデュバル郡で、12歳の少女が学校でのマスク着用を義務づけるよう、教育委員会と教育長に宛てて手紙を送った。CBS NEWSなどが伝えている。
手紙を書いたのは、ライラ・ハートリーさん。ライラさんは新型コロナウイルスワクチンをすでに接種しているが、年齢的にまだ接種が受けられない10歳の弟が心配でたまらないのだという。
フロリダ州では、共和党のロン・デサンティス知事(42)が学校でのマスク着用の義務化を禁止する命令を出したばかり。CNNが報じた知事の声明によれば、「子どもたちにマスクを着用させるか否かを選択する親の自由を守る」ことが目的だという。8月9日には、教育委員会が命令に背いてマスク着用を義務化した場合は、職員の給与支払いを保留できるとも発表。
CNNによると、フロリダ州の感染者増加に対応するために、バイデン政権が同州に数百台の人工呼吸器を送ったにも関わらず、デサンティス知事は「記者にこの件を質問されて初めて知った。
本当に(人工呼吸器が)送られてきたかどうかわかりません」