2021年8月19日 06:00
デルタ株もいつの間にか蔓延…医師警鐘「ラムダ株もすでに市中感染している可能性」
ペルーの病院。日本人口に換算するとおよそ75万人の人が亡くなった(写真:AFP/アフロ)
市中で猛威をふるうデルタ株。それに加えて、「ラムダ株」という名前を最近耳にした人も多いのではないか。じつはこの変異株、きたるべき第6波の主役になることが懸念されているーー。
「7月20日、羽田空港の検疫で、ペルーの滞在歴がある30代女性から、南米で大流行している新型コロナウイルスの変異株のラムダ株が、国内で初めて検出されました。ところが厚生労働省が明らかにしたのは、それから17日もたった8月6日のことです。7月23日に開幕した東京五輪に、これ以上の批判を集めないためにも、意図的に発表を遅らせたのではないか。
米国ニュースサイト『デイリー・ビースト』は日本政府が“隠蔽した”と報じています」(医療ジャーナリスト)
8月12日、『報道1930』(BS-TBS)に出演した自由民主党の佐藤正久参院議員(60)は、7月23日の時点で女性が感染しているのはラムダ株だと解析していたことを認めた。
26日に国際機関に報告したが、8月6日に報道機関から問い合わせがあるまで、ラムダ株の上陸は発表しなかったという。さらに13日、感染していた女性が五輪関係者だったことも明らかになった。