くらし情報『デルタ株もいつの間にか蔓延…医師警鐘「ラムダ株もすでに市中感染している可能性」』

2021年8月19日 06:00

デルタ株もいつの間にか蔓延…医師警鐘「ラムダ株もすでに市中感染している可能性」

「たとえば、X型というウイルスとY型というウイルスに同時に感染してしまった場合、まれにXY型という、全く新しいタイプの“混合型ウイルス”が誕生することがあります。X型とY型のそれぞれの特性を引き継ぎ、病原性が強くなる可能性も。インフルエンザでは、実際に起きている現象です。流行する変異株の種類、そして感染者が増えれば、ハイブリッド型の変異株が誕生する確率が高くなってしまいます」

こうした事態を防ぐためにも、変異型の発見に注力するべきと、前出の佐藤さんが訴える。

「しかし、現在、病院で一般的に行われている検査では、一部のゲノムの情報しか見ません。たとえば、アルファ株は501Yという箇所に変異があるのですが、検査ではそこに異常がなければ、ほかの場所に変異が生まれていてもわからないんです。精度が高いゲノム検査という方法をもっと普及させるべきです」

現状の検査体制では、新しい変異株の誕生はもちろん、ラムダ株が上陸していた場合の市中感染の把握も困難だという。

無策な政府と、減る気配のない人流。
日に日に、感染のリスクは増しているが、マスク、手洗い、ソーシャルディスタンスの徹底と基本に立ち返ってほしい。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.