くらし情報『「田舎暮らしの夢破れ1千万円が消えた」老後破綻の落とし穴』

2021年8月20日 11:00

「田舎暮らしの夢破れ1千万円が消えた」老後破綻の落とし穴

さらに、地域のつながりも強く、村八分とかではないですが、やはりどこまでもよそ者扱いで……」

ストレスに、いずれ車が運転できなくなるという不安も手伝って、3年で家を売却、都内にUターンした。物件も半値ほどでしか売却できず、都内の新しい家の敷金礼金もかかった。気づけば引っ越し前よりも1,000万円も貯蓄が減っていたという。田舎暮らしこそ“高コスト”と話すのは加谷さん。

「車なしでは移動できず、ディスカウントショップもありません。都会では電話一本ですぐ来てくれる水道工事も、『町内の水道屋さんに頼んで明日来る』では、不便です。そのような“ストレスフリー”のぶんも含むと考えれば、都会のほうが安上がりだといえます」

この夫婦の失敗は、よく検討せずに引っ越したこと。最初は賃貸などで田舎の生活を体験してから、決めるべきだったと言う。


〈対処法〉実際に引っ越しをする前に、“田舎体験”を。

【落とし穴2・介護】高額交通費で貯蓄減

「2年前、九州の実家で独り暮らしをしていた母が骨折して、急に要介護状態に。私たち夫婦が住んでいる東京に呼び寄せようとも思ったのですが、自宅は狭いので受け入れられず、いい施設も見つかりませんでした。

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