打ち上げの次は社員逮捕…テレ朝が焦る“信用ガタ落ち”の現状
東京五輪が閉幕して以来、社員らの不祥事が物議を醸しているテレビ朝日。
閉会式が行われた8月8日夜から9日未明にかけて、スポーツ担当局社員ら10名がカラオケ店で“飲酒を伴う打ち上げ”をしていたと判明。さらには酔った女性社員が誤って2階から転落し、緊急搬送されたとことも報じられた。
「もちろん緊急事態宣言下でもありますし、日頃から報道番組などで広く感染防止を呼びかけている立場として打ち上げなんて言語道断です。同局の社内ルールでも、宴会などを禁止していました。
さらに都内の感染者数も急増し、医療崩壊が危惧されている最中です。なのに“不要不急”の行いから生じた負傷によって、医療機関にも負担をかけてしまう事態となりました」(テレビ局関係者)
多くの批判が寄せられ、同局は10日に謝罪文書を発表。同日放送の『スーパーJチャンネル』を始め『報道ステーション』などの情報番組内でアナウンサーが謝罪する事態となった。
翌11日放送の『モーニングショー』でもフリーアナウンサーの羽鳥慎一(50)が「ありえない」と憤り、「どの口が言ってるんだという思いをされる方、ご批判をしっかり受け止めて放送を続けていきたいと思います」と陳謝していた。
■社員がワイヤレスイヤホンを盗んで逮捕
そんな騒動から1週間ほど過ぎた19日、今度は新たに同局社員が窃盗・住居侵入の疑いで逮捕されたことが報じられたのだ。
各紙によれば逮捕されたのは、20代のビジネスプロデュース局社員。5月30日に自宅近くのマンションに侵入し、ワイヤレスイヤホンを盗んだという。この社員は調べに対し容疑を認め、「借金があり、現金を盗めば生活に余裕が出ると思った」と供述したと伝えられている。
モラルが疑われるような社員らの不祥事に、ネット上では《またテレ朝かよ…》《コンプライアンスどうなってるの?》などと呆れ声が続出。
五輪競技の生中継では、民放局の中でも最も高視聴率だったというテレビ朝日。だが一転して、視聴者からの信用は“ガタ落ち”のようだ。
「NHKを除く民放5局のうち、もっとも五輪の恩恵を受けたのはテレ朝でした。民放各局は日替わりで放映していましたが、そのなかでテレ朝は視聴率トップに。開幕直後の7月24日と25日は土日で在宅者も多い上、柔道でメダルラッシュが続きました。また27日放映のソフトボール決勝戦は平日にもかかわらず、関東地区で瞬間最高視聴率46.0%を叩き出したのです。
運良く“五輪フィーバー”となりましたが、『モーニングショー』では局員の玉川徹氏が『五輪に賛成しきれない』と反対の姿勢も見せていました。そのことから“手のひら返し”との声も上がっていました。さらに今回のような社員の不祥事が続いていることで、視聴者との距離は広がるばかり。局内でも、さすがに焦りの声が上がっているそうです」(スポーツ紙記者)
24日からは、いよいよ東京パラリンピックが開幕する。
今度こそ、何も起こらないと良いがーー。
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