納豆のお皿スポンジで洗うのはNG!? 洗い物のプロが最新知見を伝授
そうなると後がより厄介です。皿の汚れは、キッチンペーパーや新聞紙でぬぐってから、洗剤と水で洗ってください」(ライオン・杉本さん)
【新常識3】納豆の汚れは手洗いする
「納豆の汚れであるポリグルタミン酸は、水溶性の物質。そのため、容器やお皿を2〜3分、水につけておくと、汚れが手でもすぐにはがれる状態になります。ここでスポンジを使ってしまうと、ネバネバがスポンジの中に浸透してしまいますので、納豆汚れにスポンジはおすすめしません」(タカノフーズ・市村さん)
【新常識4】洗った後のスポンジ放置では除菌できない
「食器を洗った後のスポンジには、泡がついているので除菌効果がありそうに思えます。けれど、その泡には汚れもたくさんついており、むしろ菌が増殖しやすい状況に。使用後は、一度汚れを水で洗い流し、再度除菌ができる洗剤をスポンジ全体に行きわたらせてから置いておくことで、除菌することができます」(ライオン・杉本さん)
【新常識5】スポンジの柔らかい面では洗わない
「柔らかい面の本来の役割は『泡立てる』こと。食器を洗うのに適しているのはゴワゴワの硬い不織布面です。フッ素加工のフライパンやプラ容器を傷つけたくない人は、パッケージに『研磨粒子なし』や『傷をつけない』などの表記がある商品を選んでください」