くらし情報『医師が解説ブレイクスルー感染「ワクチンは既知の変異株にも有効」』

2021年9月16日 11:00

医師が解説ブレイクスルー感染「ワクチンは既知の変異株にも有効」

重症者の対応をする医療従事者(写真:共同通信)

重症者の対応をする医療従事者(写真:共同通信)



2回ワクチンを接種したにもかかわらず、新型コロナに感染するブレイクスルー感染。「2回接種して、油断もなかったのに……なぜ」に、専門医が解説ーー!

「9月7日に、福井県で報告された病院クラスターでは、感染者10人のうち、7人がワクチン接種を完了していました。札幌の老人ホームでも、入居者25人中24人がワクチン接種を2回済ませていたにもかかわらず、入居者6人の感染が判明したばかりです」(医療ジャーナリスト)

新型コロナワクチンを2回接種してから、約2週間で十分な免疫を得られる。だが、それでもコロナに感染する、いわゆる「ブレイクスルー感染」をする人が急増しているという。

いったいどんな人が感染するのか、重症化しやすいのか。専門家に聞いた。

【Q1】ワクチンの種類、接種時期との関係は?

「米国メイヨークリニックがミネソタ州で、デルタ変異ウイルス流行中に行った調査によると、ワクチンの発症予防効果はモデルナ製が86%、ファイザー製は76%あります。別の研究ですが、アストラゼネカ製は67%と少し落ちています。
ただ、あくまで発症予防効果であって、重症感染予防効果は高く、3つのワクチンに大きな違いはないと思われます」

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