くらし情報『医師が解説ブレイクスルー感染「ワクチンは既知の変異株にも有効」』

2021年9月16日 11:00

医師が解説ブレイクスルー感染「ワクチンは既知の変異株にも有効」

しかし、さらに変異を繰り返した場合は危険だ。

「デルタ、ラムダ、ミューからさらに進んで、シグマ、オメガまで出現すれば、既存のワクチンでは対応できなくなるでしょう。その場合は、現在のワクチンからマイナーチェンジした新しいワクチンが必要になります。mRNAワクチンは比較的スピーディーに開発でき、かつ大量生産できる特徴があるので、対応は可能でしょう」(ナビタスクリニック理事長・久住英二さん)

【Q3】いつまで気を付ければいいの?

ワクチンを打っても、ブレイクスルー感染のリスクはある。結局、いつになれば、昔のような生活に戻れるのだろう。

「ワクチン接種が進むイスラエルでも感染者が増加傾向にありましたので、当面はワクチン接種を終えていてもマスク、密を避けるなどの感染対策は必要です」(峰さん)

コロナとは気長に戦っていくしかない。

「ブレイクスルー感染しても、重症化するケースは少ないように、ワクチンの効果はあるので、接種率を高めることは重要です。一方、接種率70%で集団免疫が得られると考えられていましたが、90%以上必要との見方もあります。
ワクチン頼みではなく、現在、開発が進んでいる複数の治療薬が待たれるところです。

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