ハロウィンジャンボ「メロン、落花生…億招き秘訣は五穀豊穣の名産品」
京都府・地下鉄京都チャンスセンター
「京都名産の万願寺唐辛子にちなんで、巨大な『万願寺1等(唐)辛子』のオブジェを店頭に下げたところ、過去10年間で28億円の大当たりが出ています」
こう話すのは、京都府「地下鉄京都チャンスセンター」(京都市下京区東塩小路町地内)の佐々木勉店長。
現在、1等・前後賞合わせて5億円が当たるハロウィンジャンボが発売中だ。ハロウィンは、もともと古代ケルト人の収穫祭が起源といわれている。
そこで本誌では、今回「五穀豊穣」名産物を店頭に飾って億招きしている全国の売り場にスポットを当ててみた。
前出の「地下鉄京都チャンスセンター」では、購入したくじを巨大唐辛子にこすった人がジャンボ1等を当てたと評判になり、いまではほとんどの購入客がくじを唐辛子に当てて帰っていくという。
「5年前、連番100枚を買って10億円を当てた若い女性も『唐辛子のおかげやわ』とおっしゃっていました」(前出・佐々木店長)
続いて茨城県の名産物として、水戸の納豆と並び称されるほど有名なのが、鉾田市のメロンだ。
「メロンは種が多く、風水でも金運・財運の果物とされます」
と話すのは、茨城県「鉾田アクロスチャンスセンター」(鉾田市塔ケ崎1017-1)の小早川達則店長。
「2年前、売り場の看板に名産のメロンのイラストを掲げたところ、初めてロト6を購入した男性が1等3億9,000万円大当たり。
本当にメロンは金運アップの果物ですよ」
地元の名産品といえば、千葉県八街市では落花生が有名。’16年グリーンで1等6億円が出た千葉県「八街イオンチャンスセンター」(八街市文違301)。地元では、その看板に描かれた市の公式イメージキャラクター「ピーちゃん」「ナッちゃん」が億招きしたと評判だ。
「1等を当てたのは常連のおじいさん。『落花生はたくさん実がなる縁起物じゃ』と、いまもジャンボのたびに、この売り場で買ってくれています」(周藤伸幸店長)
東京都「有楽町大黒天宝くじ」(千代田区有楽町2-9-18)は’99年以降、総額216億円の当たりが出ている都内でも屈指の有名売り場。
「売り場名になっている財運の神様・大黒天は米俵の上にのっています。それにあやかろうと、今年、金のミニ米俵を飾りました。すると直後に、姉妹店の埼玉県『スーパービバホーム岩槻大黒天宝くじ』からドリーム1等5億円の大当たり。
次は本家の有楽町から1等と願っています」(販売担当・肥田俊之さん)
■千両ならぬ「億万両なす」の大看板を掲げて7億円
同じく’16年オータムで1等5億円が出ている東京都「亀戸駅北口売場」(江東区亀戸5-1)。
「亀戸といえば亀戸大根。この大根の特徴は矢のように先がとがっていること。そこで1等の的に当たる矢に見立てて、ぬいぐるみを作って置き、くじを買うお客さんのゲン担ぎにしてもらっています。先日も年配の男性が小学生の孫と買いに来て、孫が選んだくじが1,000万円大当たり。果物持参で報告にいらしてうれしかったです」(大塚礼子店長)
大阪府の名産・河内れんこんは、穴から先が見通せる縁起物。’19年サマー1等7億円が出た大阪府「磯上チャンスセンター」(岸和田市磯上町4-7-7)では、巨大れんこんのぬいぐるみで億招き。
「コロナで先が見通せない中、地元の河内れんこんにあやかって、先が見通せる大当たりを狙います」(販売員・常盤利香さん)
岡山県の名産は千両なす。
地元の「藤田ダイキチャンスセンター」(岡山市南区藤田560-236)では、
「なすを切ると断面が小判形になるんです。これが大判小判だったら大金持ちということから、その名がついたと聞きます。これは宝くじにぴったりということで、千両ならぬ『億万両なす』と命名し、大看板を掲げたところ’16年サマー1等7億円。本当にびっくりしました」(安楽誠店長)
最後は、’17年年末1等10億円が出た福岡県「穂波イオンチャンスセンター」(飯塚市枝国666-48)。
「’04年に、店名にちなんで、稲穂が描かれた巨大な5円玉を店頭にかけたところ、2年連続ジャンボ1等が。その後も億が出続けています。くじでこれをこすったら1万円が当たったなど、お客さんからの小当たり報告もたくさん届いていますよ」(有田正昭店長)
あなたも売り場のハロウィン大収穫祭にあやかってみてはいかが。