くらし情報『「させていただきます」の氾濫に違和感…美しい敬語は?』

2021年10月13日 15:50

「させていただきます」の氾濫に違和感…美しい敬語は?

局アナが番組を降板する際に「この番組を担当させていただいたことが、経験になりました」とあいさつしたり、俳優がトーク番組で「舞台に出させていただいたときーー」とエピソードを語るときの言い回しも、同様のことが言えます。

【ケース3】「遠慮型」ヘリクダリスト《お先に食べさせていただきます》

「ら抜き」言葉が日常的に使われていますが、「さ入れ」言葉も一般化しそうな勢いです。

テレビでタレントが「それでは、いただかさせて、いただきます」と「いただく」を2つも入れていたケースには閉口しました。

もっとシンプルに「(では、失礼して)お先にいただきます」で十分です。

【ケース4】「お願い型」ヘリクダリスト

《感染予防のため、車内での会話は、ご遠慮させていただいております》

コロナ禍での電車で、このようなアナウンスを耳にしました。この言い回しは明らかに間違いです。

「遠慮させてもらう」は、自分が「遠慮する」ときに使う表現です。乗客に向かって「会話しないでほしい」と言いたいときには、使えません。


「ご遠慮くださいますようお願いいたします」が丁寧な表現となりますが、守るべきマナーなのだから、もっと毅然と「車内での会話は、ご遠慮ください」

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