「王室の称号を剥奪すべき」政策提言したメーガン妃に共和党議員が猛批判
(写真:AFP/アフロ)
「王は君臨すれども統治せず」という原則である立憲君主制のもと、英国の国王や王室は、政治に直接的に関与することは少ない。選挙での投票などはもってのほかであり、公の場で政府の決定に口を出すことなどもなかった。
しかし、サセックス公爵夫人メーガン(40)は違う。アメリカ大統領選で投票を呼びかけ、自身もバイデン大統領に一票を投じたメーガン妃が、今度は民主党のナンシー・ペロシ下院議長とチャック・シューマー上院院内総務宛てに公開書簡で政策を具申し、各方面から非難を浴びている。
「THE OFFICE OF The Duke and Duchess of Sussex(サセックス公爵・公爵夫人の事務所より)」と大書された書簡では、「私は議員でもなければ政治家でもありませんが」と前置きした上で、パンデミックで多くの働く母親が職を失い、困窮していることを指摘。
自身もレストランチェーン店シズラーの4.99ドルのサラダバーを食べて育ったことや、13歳で働き始め、ウェイトレスやベビーシッターなどで生活費を稼いでいたことなどのエピソードを紹介し、「生活の糧を得ることと、子どもの世話をすることの間で選択を迫られる家族があってはならない」