くらし情報『紫綬褒章の内野聖陽 跡取り拒否で家族に負い目…介護生活支える実母への恩返しに』

2021年11月5日 06:00

紫綬褒章の内野聖陽 跡取り拒否で家族に負い目…介護生活支える実母への恩返しに

「内野さんは、横浜にある寺院の住職の長男として生まれました。幼い頃から食事の前に読経をするなど、“跡取り息子”として厳しく育てられたのです。ですが役者になるという夢をかなえるため、実家のお寺を継がないことを決意。内野さんはそのことを申し訳なく感じているといいます」(前出・舞台関係者)

役者の道を選んだ心情を、内野はメディアのインタビューで次のように語っている。

《寺を継いでほしいという父の期待に背いて役者の道に進んでしまったので、『役者としてやっていける』ということをいち早く父に証明したかったのです。そういう意味でも、朝ドラに出演できたことの意味は大きかった。父には、僕が想像する以上の絶望感を与えてしまったと思っています。自分が役者になったことで、父をはじめ多くの人たちを裏切ってしまったという気持ちは今でもあります。
だからこそ、中途半端なことはできないという意識が常にありますね》(金融広報中央委員会広報誌「くらし塾 きんゆう塾」vol.48 2019年春号)

「内野さんのお父さんが亡くなったのは’02年ごろです。その後は親戚の方がお寺を継ぎ、それに伴ってお母さんも実家を出ることになったそうです。

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