2021年12月22日 11:00
コロナ時代これまでの「お金の常識」が崩壊していく3つの理由
「巣ごもり生活で、すっかり家計が“メタボ”になってしまいました。コロナによる自粛期間でいちばんかかるようになったのは、通信費と食費ですね。夫がテレワークをするために、新たにモバイルWi-Fiに加入したので通信費が増えてしまいました。また、外食ができなかったのでスーパーに行く回数も増えましたが、どこのお店に行っても、ポイントを貯めるために不要なものまで買う癖がついてしまって……」
そう嘆くのは首都圏に住む50代の主婦。
生活環境の変化や収入減など、長引くコロナ禍の影響で家計がダメージを受けたという人たちが増えていると指摘するのは、『こんな時代でもラクラク貯金ができる!○×でわかるお金の正解』(KADOKAWA)の著者で、家計再生コンサルタントの横山光昭さん。
「コロナ前は当たり前だったお金の使い方が、ウィズコロナの時代にはそうではなくなるなど、お金にかかわる価値観がガラッと変わりました。こんなときだからこそ、変化に対応して“負けない家計”を作りましょう。今は生活がキツいかもしれませんが、できることはたくさんあるはずです」
家計相談の現場では、「緊急事態宣言」の影響をまともに受けた業界に勤めている人たちから、切実な声が上がっているという。