2021年12月3日 11:00
竹中平蔵“弱者切り捨て論者”を否定も「弱者搾取」「食い物にしてる」と異論爆発
そのため非正規雇用はしばしば“社会的弱者”となりうる。
「竹中氏は’07年2月に『株式会社パソナ』の特別顧問となり、’09年8月から『パソナグループ』の取締役会長という立場です。そのため、竹中氏には『自社の利益のために、不安定な雇用や弱者を日本中に増やした』との非難がいまでも後を絶ちません」(前出・全国紙記者)
■「貧しくなっても、楽しめばいい」
そんな竹中氏は、昨年10月の『朝まで生テレビ』(テレビ朝日)で格差問題に関連して「正規雇用と言われるものはほとんど首を切れない。それで非正規雇用をだんだん増やさざるを得なかった」「首を切れない社員なんて雇えないですよ」と発言。また’12年11月、『東洋経済オンライン』でこうも話している。
「私が、若い人に1つだけ言いたいのは、『みなさんには貧しくなる自由がある』ということだ。『何もしたくないなら、何もしなくて大いに結構。その代わりに貧しくなるので、貧しさをエンジョイしたらいい。
ただ1つだけ、そのときに頑張って成功した人の足を引っ張るな』と」
非正規雇用は社会の動きに強く影響を受ける。そして、好きで貧しくなりたい人ばかりではないはずーー。