2021年12月21日 18:36
禁固110年判決のトラック運転手に「冤罪」450万人の署名集まる
事故現場。燃え尽きたトラックから事故の凄惨さが伺える(写真:AP/アフロ)
2019年に米コロラド州デンバーの州間高速道路70号線で車28台が絡む玉突き事故が起こり、4人が死亡、6人が負傷した。この事故の原因を作ったとされるトラック運転手のロジェル・アギレラ=メレドス(23)が有罪となり、今月13日に禁固110年の量刑が言い渡された。
しかし、この判決が「冤罪」だとして被告の赦免もしくは減免を求める署名が約450万筆(12月21日現在)集まっている。Fox Newsなどが報じている。
アギレラ=メレドスの運転するトラックが高速道路の走行中にブレーキが効かなくなり、時速136キロで停車していた車列に追突し、大規模な爆発を引き起こしたこの事故は、当時大いなる悲劇として全米で報道された。
検察は、高速道路に設置された緊急退避所に入らなかったアギレラ=メレドスの非を主張。
判決が出た後、アギレラ=メレドスは「私は犯罪者ではありません。殺人者でもありません。私の罪状を見ると、殺人犯について話しているように感じます。私は違います。私はこれまでの人生で、誰かを傷つけたいと思ったことなど一度もありません」