2021年12月26日 06:00
「ワンワンずっと続けたい」25年間演じる64歳声優語った番組愛
ワンワンを演じるチョーさん
「25年も続けていると、慣れてくるんです。激しいダンスはちょっと疲れますけど、ふだんは疲れるとかはないかなあ」
朗らかな笑顔でこう語るのは、0~2歳の赤ちゃん向け番組『いないいないばあっ!』(NHK Eテレ・月〜金曜8時10分〜25分)でお馴染み、クリっとした目に大きな黒い鼻、緑色の耳が愛らしい“ワンワン”を演じる、声優のチョーさん(64)。
驚くべきは、チョーさんが声だけでなくワンワンそのものを演じている点だ。番組の放送が開始された’96年から、25年以上にわたりチョーさん自身が赤ちゃんと一緒に歌やダンス、体操をこなしている。
「もともとダンスが得意なわけではありません。番組開始当初のワンワンの役目は、出演する女の子のサポート的存在。ただの賑やかしで、歌の中でも『OK』『イエイ』と合いの手を入れる程度で、本格的なダンスをやるわけではなかったんです。
それが10年ほど前からスタジオを飛び出し、イベントなどを開催するようになると、ダンスもするし、歌も歌うようになる。
25年間で求められる役割も変わってきました」
‘10年から始まったステージショー『ワンワンわんだーらんど』はチケットが常に入手困難な大人気イベント。