海外では740円の“飲む中絶薬”に「処方費用10万円」と産婦人科医会…「許せない」と怒りの声
《#経口中絶薬の高価格設定に反対します》
人工妊娠中絶のための飲み薬である経口中絶薬をめぐって、Twitter上でこんなハッシュタグが多数投稿されている。
発端は、日本産婦人科医会の木下勝之会長の発言。各報道によると木下会長は、12月22日にイギリスの製薬会社ラインファーマが厚生労働省に経口中絶薬の承認申請をしたことを受けて、次のように話した。
「医師は薬を処方するだけでなく、排出されなかった場合の外科的手術など、その後の管理も行うので相応の管理料が必要だ」
木下会長は、「治験を行ったうえで安全だということならば、中絶薬の導入は仕方がないと思っている」と経口中絶薬の導入に理解を述べながらも、10万円ほどかかる中絶手術と同等の価格での処方が望ましいというのだ。
「これまで日本で広く行われてきた中絶手術は、金属の器具を使う『掻把(そうは)法』と呼ばれる方法で、手術費用が高額であることから望まない妊娠の一因となっていました。一方で経口中絶薬は、WHOによると海外での平均価格は740円。日本でも安価な料金で処方されるよう7つの市民団体が訴えてきました」(医療関係者)
厚労省によると、2020年の国内年間累計中絶件数は約14万5,000件。前年と比べると7.3%減少してはいるものの、高額な中絶費用を工面できず、望まない妊娠の末出産に至る女性も未だ少なくない。
それだけに、経口避妊薬には安価で利用しやすいはずだと期待が寄せられていた。
インターネット上では怒りの声が噴出。冒頭のように抗議を示すハッシュタグが発生した。
《経口避妊薬、10万はないわ。本当に困ってる子、10万も払えないでしょ?そんな簡単なことわからないの?バカなの?なんなの????》
《せっかく良い手段を導入するのに今までの手術と同じ値段にしたい意味がまったく分からぬ》
《こうした薬へのアクセスは人権の問題だということが、全く理解されないまま意思決定されていくのか》
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