2021年12月31日 11:00
美輪明宏 今年嬉しかったのは「日本の若者たちが活躍したこと」
(撮影:御堂義乘)
「私自身、この一年間はテレビのレギュラー番組以外のお仕事は、ほとんどお断りさせていただきました。ずっとコロナ禍でしたから、講演のお仕事もキャンセルするなど慎んでおりました」
そう語る美輪明宏さん(86)。それでも、この一年で感じることができた“明日への希望”とは?美輪さんがコロナ禍“負の一年”を振り返るーー。
■自然にほほ笑みを振りまける大谷選手が明るい希望
今年は寂寥感もあった一方で、“これぞ日本だ!”という希望もたくさん生まれました。とくにうれしく思ったのが、日本の若者たちの活躍でした。
メジャーリーガーの大谷翔平選手は、満票でMVPを獲得されました。試合中のベンチの様子もよく映されていましたが、彼はチームメートと仲がよくて、みんなから好かれていることがよくわかります。
日本人のいいところは、ほほ笑みを振りまくことができること。
大谷選手はそれを意識的にするのではなく、自然にやっていますね。野球の本場アメリカで、文句なく認められたわけですから、素晴らしい。コロナ禍の日本に明るいニュースを届けてくれました。
またゴルフでは、アメリカのマスターズ大会で、日本人初の優勝を成し遂げた松山英樹選手。