2022年1月27日 11:00
防犯、耐震、固定資産税も安く…“部屋を減らす”リフォームという選択
子も独立し、足腰も弱くなったので、あまり行かなくなった2階。老後のために、いっそ“減築”してみてはいかが?あえて部屋を減らすと、さまざまなメリットがーー。
内閣府『令和3年版高齢社会白書』によると、’19年、65歳以上の人がいる世帯数は、2,558万4,000世帯で、全世帯数(5,178万5,000世帯)の49.4%を占めている。このうち、65歳以上の夫婦のみ世帯と単身世帯が1,563万9,000世帯と、全体の約6割を占めていて、年々増え続けているという。
国土交通省『住生活総合調査』(’18年)のデータによると、今後も現住所に「できれば住み続けたい」と答えた65歳以上の夫婦世帯は75.2%。65歳以上の単身者は69.7%。多くの人が、住み慣れたわが家に住み続けたいと考えているのだ。
そんなニーズから生まれた“減築リフォーム”がいま注目を集めている。
「依頼件数は年々増えております。老後の生活を見据えた方が半数以上を占めていて、年齢層は50〜60代が中心で、とくに60代の方からの相談が多い。築年数は20年以上の家が多いですね」
そう語るのは、リフォーム会社の紹介サイトで、利用者数、見積依頼件数が業界1位の「リショップナビ」