宝くじ億連発売り場にいた“ビッグボス”たち!現役プロサーファーも
東京都「池袋東口西武線駅構内売り場」鈴木洋平さん
「ビッグボスでお願いします」と、就任会見で言い、世間を驚かせた新庄監督だが、それを上回るビッグな“億連発”の売り場のボスが勢ぞろいだ!今年初のジャンボは1等・前後賞3億円をかっとばせーー!
2月に入り、球春到来。今年の話題はなんといっても日本ハムの「ビッグボス」新庄剛志新監督だ。
「売り場の窓口で目にするのは女性の販売員さんが多いですが、高額当せんを多く出している売り場には、裏方として支える強運の男性責任者が必ずいるものです」
そう語るのは、宝くじ研究家の山下剛さん。
今回、1等・前後賞合わせて3億円のバレンタインジャンボに合わせ、本誌が注目したのは、億実績売り場の「ビッグボス」7人。現場の主だけが知っている「億招きの秘訣」に迫ってみた。
トップバッターは、売り場に場違いなサーフボードを抱えた東京都「池袋東口西武線駅構内売り場」(豊島区南池袋1-28)の鈴木洋平社長(42)。’19年、’20年と連続でサマー1等7億円を出した強運売り場を支える鈴木社長だが、なんと現役のプロサーファーと二足のわらじなのだ。
「夜明けから朝8時まで波に乗って、朝9時には出社。
気分をいつもリフレッシュさせているのが、いい運気につながっているのでは」
鈴木社長が実感しているのは、次のこと。
「サーフィンの成績の好不調は、やはり体調と運気に大きく左右されます。宝くじも体調を万全にして買いにいくのが、大きな波に乗れる秘訣だと思います」
続いては’16年オータム1等5億円など、下町の当たりの名所として人気の東京都「亀戸駅前北口売場」(江東区亀戸5-1)の恩田禎司社長(44)。恩田さんは高校卒業後、米国フロリダにテニス留学。あの女子テニスのマリア・シャラポワとラリーをした経験もあるスポーツマンだ。
「テニスのプロもゲンをかつぐ人が非常に多い。祭りで使う纏(まとい)の下がっているヒレを馬簾(ばれん)といいます。“纏”と“的を射る”、“馬簾”と“バレンタイン”をひっかけた縁起物を用意しました」
もともとこの売り場には地名にちなんだタワシでできた「開運長者亀」が置かれているが。
「この亀を売り場に出してすぐに、くじをこすって1,000万円を当てたお客さんがいました。売り場の縁起物パワーは、かつげるだけかつぐのが当せんへの近道ですよ」
■掃除が行き届き、整頓された売り場を選べ!
’21年ロト6で1等1億3,000万円が出た東京都「有楽町大黒天宝くじ」(千代田区有楽町2-9-18)の営業部長・肥田俊之さん(52)は売り場の名物・木彫りの大黒天像を手にこう話す。
「高額当せんが出るには当てる人の運だけでなく売り場自体の運も大事。このロト6の1等を当てた男性も、この売り場はよく当たって運がいいからと、数字を自分で選ばず、売り場の機械任せで買われたんです。売り場の力も借りて大当たりを目指してほしいです」
東京都「梅屋敷ドリームステーション」(大田区大森西6-12-17)はオープンから8年で総額18億円の奇跡の売り場。この売り場を運営している創業77年の老舗「落合商会」の2代目・落合義昭社長(72)はこう話す。
「この梅屋敷の商店街は人情味あふれ、人通りも多いのに、宝くじ売り場がなかった。それで思い切って出店したところ、爆当たりです」
落合社長に当たりを呼ぶ販売員の条件を聞いてみると……。
「きれい好き、くじの扱いが丁寧、話し上手が3条件。店の古い新しいではなく、掃除が行き届き、整頓された売り場を宝くじの神様は見逃さずに舞い降りますよ」
大阪府「磯上チャンスセンター」(岸和田市磯上町4-7-7)で最初の大当たりの’16年サマー1等7億円直前に売り場責任者になった篠木将司さん(48)は、縁起物の信貴山の張り子の寅を店頭に飾るなど、寅パワーで、億を出し続けてきた。
「5年以上、ずっと同じ数字を買ってきてロト6で1等3,000万円を当てた地元のおじいちゃんが本当に印象的。一念岩をも通す。とにかく買い続けることが大当たりの王道でまちがいありません」
これまで総額63億円の大当たり売り場「地下鉄京都チャンスセンター」(京都市下京区東塩小路町地内)の佐々木勉店長(62)は売り場の縁起物「万願寺1等がらし」を手に話す。
「これまでに何人も宝くじ億万長者に会ってきましたが、正直、みなさん、多くは買ってない。30〜50枚。なかには10枚の人もいました。
枚数より、ひらめいたときに買うのが大切だと教わりました」
さて、ラスボスとして紹介するのは、これまで総額614億円、昨年の年末ジャンボでも全国で唯一2本の1等を出した大阪府「大阪駅前第4ビル特設売場」(大阪市北区梅田1-11-4)の運営責任者・福島伴光さん(57)。福島さんは昨年の夏の甲子園優勝校・智辯和歌山高校の野球部出身。179センチの長身から、売り場では「ジャイアン」の愛称で、販売員に慕われている。
「母校が優勝し、売り場から3年連続年末1等が出て感じるのは、念ずれば花開くですね。強く念ずれば必ず運は開けると思います」
宝くじ売り場のビッグボス7人が明かす「億の極意」。ぜひバレンタインジャンボに役立ててね!