80年代の青春彩った大瀧詠一の功績 レコードジャケットはインテリアにも!

発売1年で100万枚。現在までに300万枚を売り上げる日本の“シティポップ”の金字塔
住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、支えになった音楽の話。活躍する同世代の女性と一緒に、“’80年代”を振り返ってみましょう――。
■『君は天然色』は日本のポップスの夏の代表曲
「大瀧詠一さんというと、若い方はドラマ『ラブジェネレーション』(’97年・フジテレビ系)の『幸せな結末』(’97年)を思い浮かべるかもしれませんが、’80年代に青春時代を過ごした人にとっては、やはりアルバム『A LONG VACATIONA』(’81年)の印象が強いのではないでしょうか」
そう話すのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(54)。
同アルバムには『君は天然色』や『カナリア諸島にて』『さらばシベリア鉄道』など、今も歌い継がれる名曲が収録されている。
「日本のポップスの冬の代表曲が山下達郎さんの『クリスマス・イブ』(’83年)なら、夏は『君は天然色』でしょう。現在まで多くのアーティストによって歌われ、CMにも何度も使われています」