西島秀俊“民放ドラマ5年出演NG”時代も…アカデミー受賞までの過酷な下積み生活
今すぐ始めようと思いました》(『marie clarie』WEB 21.8.26)
一時は“引退危機”に瀕した彼が選んだ道は“映画館にひきこもること”だったのだ。
「映画を観るうちに自分を見つめ直す機会も増えたそうです。回り道をしたことで人間性も磨かれたといいます。西島さんは今では“周囲に気づかいのできる人”と業界でも評判です。『きのう何食べた?』の現場では、スタッフが用意した大量の食材をなるべく残さないように撮影後にも食べていました。
また、西島さんは現場の風通しをよくするため、年下の共演者に『ひで坊って呼んで!』と声をかけるんです。“いい現場作り”に意欲的なんです」(制作関係者)
■「本業を、ゆっくりと」藤田さんから手渡された色紙
さらにもう一つ、彼の下積み時代を支えていたものがある。それは『はぐれ刑事』現場で主演の藤田さん直々に授かった“教え”だ。
西島は雑誌『GINGER』’21年1月号で、《一生忘れられない言葉》として、藤田さんから教わった「本業を、ゆっくりと」という言葉を紹介している。藤田さんから色紙に書いて渡された言葉だといい、西島はこう語っている。
《役者人生は決してスムーズではありませんでした。