くらし情報『老後資金を守れ!22年予定の制度改正は“高齢者に厳しい”』

2022年4月1日 15:50

老後資金を守れ!22年予定の制度改正は“高齢者に厳しい”

老後資金を守れ!22年予定の制度改正は“高齢者に厳しい”


10月から医療費が2割負担に。年金支給年齢引き上げ、暦年贈与の廃止も検討……。7月に予定されている参議院選挙後は、高齢者のお財布に響く制度改正が予定されている。そこで、高齢者が注目すべき制度改正を経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説。老後資金を守るためにも、一つ一つ確認しよう――。

■年金支給年齢の引き上げも本格検討?

【75歳以上の医療費10月から2割負担の導入】

75歳以上の医療費は現在、現役並みの所得(単身世帯で年収383万円以上、2人以上の世帯で年収520万円以上)の方は3割負担、それ以外の方は1割負担です。

’22年10月以降、新たに2割負担の枠組みが加わります。2割負担になるのは単身世帯で年収200万円以上、2人以上の世帯で年収320万円以上の方。
対象者は75歳以上の約2割、約370万人です。

施行後3年間は毎月の負担増が3,000円以内に収まるような措置がとられ、また、自己負担の上限を超えた医療費は申請すれば返金される「高額療養費制度」もあります。自己負担が1割から2割に上がっても医療費が2倍にはなりませんが、病院通いの多い高齢者には手痛い施策でしょう。

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