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「Go To」再開前に「県民割」「自治体キャンペーン」でお得に旅するコツ

女性自身
「Go To」再開前に「県民割」「自治体キャンペーン」でお得に旅するコツ


「Go To トラベル」再開が5月にも見込まれる行楽シーズン。4月中の旅を計画するなら、利用可能な範囲が広がる「県民割」の活用をお忘れなく。旅の達人に活用のコツを聞いた――。

18都道府県に適用されていた、新型コロナウイルスに対する「まん延防止等重点措置」が、3月21日に全面解除され、観光地に人が戻ってきた。春めいた陽気に誘われて、旅をしたいという気持ちが盛り上がってきた人も多いだろう。

「県民割の対象地域を、4月1日から、関東や近畿などのブロックごとに拡大する」

観光庁は、3月25日、都道府県ごとの旅行支援事業「県民割」の対象を「地域ブロック」に広げることを発表した。

「旅行クーポンサイト」を運営する宮内真人さんが解説する。

「県民割は“県民の県内旅行”が主な対象でしたが、4月からは『北海道・東北』『関東』『北陸信越・中部』『近畿』『中国・四国』『九州・沖縄』と6つに分けられた地域ブロック内を旅行することが徐々に可能になります。
各地の観光業者・施設にとっては、地域ブロック内の都市からの観光客増加が期待でき、旅行者の側も、県境を越えて旅先の選択肢が広がります」

県民割は、停止中の「Go To トラベル」の代替措置で、都道府県が実施する地域観光支援事業。ほとんどの都道府県では「1泊あたり宿泊最大5,000円引き+最大2,000円分の地域クーポン券」の特典が受けられる。福島県、富山県、福井県など一部の県は「1泊あたり宿泊最大1万円引き」で展開している。

■ワクチン接種やPCR検査の陰性結果が必要

「Go To」再開は5月以降になる見込み。そのため、4月の旅行は県民割を活用したお得な旅を考えたいと宮内さんは話す。

「旅先を決めたら、目的地の市区町村のホームページを確認したり、観光協会に問い合わせてみましょう。独自の観光キャンペーンを実施している自治体があり、なかには県民割と併用できるケースも。たとえば『北海道・東北』ブロックの人が、北海道旭川市に旅行する場合、『どうみん割』と旭川市の宿泊施設の宿泊が3,000円引きになる『あさっぴー割』とを併用できます。
この時点で夫婦2人で旅行した場合、実質2万円おトクになる計算に。ここに、1万2,000円で在来線特急などが6日間乗り放題になるJR北海道の『HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス』を組み合わせれば、かなりお得な旅が実現できるでしょう」

今後、割安なキャンペーンが続々と実施されると宮内さんは予測する。さらにこんな“ウラ技”も。

「宿・ホテル予約サイト『じゃらん』でも県民割を一部取り扱っています。予約する際に、クレジットカードで事前決済すると、約2カ月後に、じゃらんで使える10%のポイントが還元されるので二重にお得です。利用期間が1カ月と短いのですが、旅好きな方なら十分活用できるでしょう」

そんな県民割は、原則、ワクチンの3回接種かPCR検査などの陰性証明が利用の条件になる。基本的な感染対策は、いまや旅行者のマナーともいえるだろう。

国立病院機構仙台医療センター・ウイルスセンター長の西村秀一先生はこう語る。


「旅先であっても、新型コロナ対策の基本は『マスク着用』と『長時間の3密回避』です。とはいえ、私たちとコロナとの付き合いはすでに2年以上になり、どのようなシーンで感染リスクが高まるのかは判断できるはず。人影のまばらな屋外ではマスクは不要だし、換気のきいた温泉や露天風呂などであれば感染リスクは低い。もちろん、人気観光地など混雑したところでは正しくマスクの着用を。そんなメリハリのある対策が求められます。いつまでも気を張り詰めていては、心身にいい影響がありません。基本的な感染対策を心がけたうえで、旅をしっかり満喫しようと思うことも大切です」

この春の行楽シーズンは、県民割と自治体キャンペーンをフル活用して、お得な旅に出かけよう♪

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