2022年3月31日 19:16
ウィル・スミス 受賞式で退席を求められたが拒否していた
(写真:REX/アフロ)
今年のアカデミー賞授賞式で最も注目されたのは、オスカー像の行方以上に、ウィル・スミスによるクリス・ロック平手打ち事件だ。授賞式から4日経った今も、米国メディアはこの話題で持ちきりとなっている。
関係者の証言やアカデミーによる発表などで、少しずつ騒動の全体像が明らかになってきている。
プレゼンターを務めた毒舌コメディアンのクリス・ロックが、ジェイダ・ピンケット・スミスのスキンヘッドを揶揄した後、夫のウィル・スミスが壇上に進み出て、ロックを思いきり平手打ちしたシーンは、全世界に配信されていた。
その瞬間を多くの人が目撃していたが、スミスは連れ出されることもなく席に座り続け、念願の主演男優賞を手にした。主催側のこの対応に非難の声が上がっていたが、3月30日、映画芸術科学アカデミーは声明を発表。その内容を、Tne New York Timesなどが報じている。
「事態は我々が予想し得ない方向に展開していきました。
我々は、スミス氏に式典から退場するよう求めましたが、拒否されたことをここに明らかにしておきたいと思います。
また、別の方法で状況を収拾することができたはずであるとも認識しています」