2022年4月3日 06:00
田原俊彦 母が今でもコンサートの最前列に…デビューから変わらぬ親子の絆
67~96年『オールスター紅白大運動会』(フジテレビ系)にて
住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、大好きだったアイドルの話。活躍する同世代の女性と一緒に、“’80年代”を振り返ってみましょうーー。
■母性本能をくすぐられた年上のファンも
「田原俊彦さんの存在を初めて広く知らしめたのは、『3年B組金八先生』(’79~’11年・TBS系)の第1シリーズで、名取裕子さん演じる女性教師に恋する、ウブな男子中学生役ではないでしょうか。モジモジしてなかなか意見が言えない役どころでしたが、デビューシングル『哀愁でいと』(’80年)で『ザ・ベストテン』(’78~’89年・TBS系)に登場したときも、顔を上げられず、初々しさがありました。そんな姿が母性本能をくすぐり、年上も含めた幅広い層のファンの支持を集めたのです」
そう話すのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(54)。
たのきんトリオではいちばん最初に歌手デビューを果たし、マッチ、ヨッちゃんの道筋を作った。同期の松田聖子とはセカンドシングル『ハッとして!Good』(’80年)が使用されたグリコ「アーモンドチョコレート」